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今回の大地震、時間を追うごとに被害の甚大さがハッキリしてきました。被災地の皆様の未曾有のご苦難察するに余りあります。

私が大地震の一報を知ったのはハワイの大学に行っている息子からでした。
“マグニチュード８，８の巨大地震が宮城沖で発生し大津波が沿岸に押し寄せすでに大変な被害が各地で出ていて、グアムにも津波警報が発令されたからお父さんも気をつけて下さい”
との連絡に、幾らなんでも８，８は大げさだと思い、また日本のホームページでも７，７と表示されていましたが時間を追うごとに８，２から最終的には８，８と、幾度ものマグニチュードの変更に、世界一優秀と信じていた気象庁までもが現在の日本の政治情勢同様混乱しているのか…と、落胆しました。

遠いアメリカが地震の規模を当初から正確に掴んでいながら、肝腎の日本政府が右往左往。
阪神大震災当時、政権の対応の遅れであれだけ多くの人命を失い、先進国と言われて久しい日本では考えられない、恥ずかしい事…と当時思った事をまた今、私は鮮明に思い出しています。
あの時も連立与党のじつに足並み揃わぬ政治体制でありましたが奇しくも今回も同じ。

天災は仕方ないとして、「事後」の対応一つでさらに人災が拡がるのがこうした大規模災害の怖いところです。

もちろん被災地での人命救助、安全確保、そして少しでも環境を良くする努力は必要ですし、協力できる方にはして頂きたい。また、今も現場で不眠不休の努力をされている警察官、自衛官、各自治体の皆様には心から敬意を表します。しかし他方、日本国民の皆様はこの「国難」に際しての現政権の対応、そして復興に際してどのような手を打つのか？　これを冷静に見て今後の判断をされるのが宜しいと思います。

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